リハビリテーション科

業務内容

リハビリテーションの特色の一つは、リハビリの専門職種が力を合わせて行うチームアプローチです。

リハビリテーション科医師 大熊 るり
理学療法士 8名
作業療法士 4名
言語聴覚士 1名

2024年4月時点

リハビリテーション科医の仕事

リハビリテーションを進める上での医学的なリスクを把握し、お一人おひとりの身体の状態に即した訓練プログラムをリハビリスタッフとともに作成します。
またリハビリテーションを行う際には、具体的な目標(ゴール)を設定し、それに向けて練習することが大切です。ご本人のご希望を踏まえ、現在の病状やこれまでの身体機能、ご自宅の状況など様々な要素について総合的に検討し、適切な目標とそれを達成するのに必要な期間についてご説明します。

理学療法士の仕事

理学療法(Physical Therapy)とは、運動機能が低下した状態にある人に対し、起き上がり・立ち上がりや歩行といった基本的動作能力の回復を図るために行う運動や、疼痛緩和のための物理的手段のことです。大きく分けて運動療法(筋力強化、動作練習等)と物理療法(電気療法、温熱療法等)がありますが、当院では運動療法を中心に行います。
理学療法の直接的な目的は運動機能の回復ですが、運動機能を回復することによって日常生活の改善、ひいては健康寿命の延長を目指しています。

作業療法士の仕事

作業療法(Occupational Therapy)では、基本的な動作能力の向上を図りながら、日常生活につながる実用的な動作(食事、着替え、トイレ、入浴などの動作)や家事などの応用的な動作の練習を行います。また、様々な疾患で手や腕の機能が低下した場合は、手工芸や軽作業を行いながら機能の改善を図ります。
身体機能面にアプローチするだけでなく、精神面への働きかけも行い、生活の質の向上を図ります。

言語聴覚士の仕事

言語聴覚士はコミュニケーション(ことばや発音)、摂食・嚥下(口から食べて飲み込むこと)に問題がある方に専門的なサービスを提供し、自分らしい生活を再構築するお手伝いをします。失語症や構音障害の方に対しては、機能を回復させる訓練とともに、必要に応じて新たなコミュニケーション手段も検討します。
また高齢になると嚥下機能が低下するため、病気はもちろん、手術前後の禁食、意識障害などを契機に誤嚥しやすい状態になります。言語聴覚士は、医師と協力して嚥下機能評価を実施し、安全な食事の形態や姿勢、介助方法などについて助言を行います。

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