皆さま、こんにちは。 調布東山病院地域連携室長を務めます中村ゆかりと申します。 本日は、東山会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
また、日頃より当院と連携を図ってくださっている医療機関・介護施設・地域のコミュニティーの皆さまには大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
当地域連携室は、前方の地域連携・事務部門と、後方の医療福祉相談・ソーシャルワーカー部門からなり、2014年キックオフ以来『心の通う連携』を合言葉に、医療と介護の区別なく「院内と地域をつなぐ架け橋でありたい」と体制づくりに取り組んでまいりました。
しかし、新型コロナウィルス感染症に向き合う中で、私たち地域連携室は、10年後に「地域全体の連携室でありたい」と目標を掲げました。新型コロナウィルス感染症は、人と人とのつながりを分断させ、いっときは私たちの連携を絶つほどの勢いでしたが、一人一人が工夫と努力を重ね、そしてつながり、力を合わせることによって、一層強いつながりが生まれたと感じています。当院の病棟でクラスターが発生し、入院機能を失ってしまった時には、周辺の医療機関の皆さまが当院の代わりに患者様を受入れてくださり、地域の医療を守ってくださいました。地域全体がつながり、助け合うことができる地域に自分たちがいることを実感いたしました。
「地域全体の連携室になる」この目標は簡単には成し遂げられないと自覚しています。しかし、自分たちが地域包括ケアシステムの一員であり、地域全体が最善最適になることを常に意識し、目標に向かって活動してまいります。これまで以上に、ひとつひとつの連携を大切にしながら、皆さまとつながっていきたいと思います。今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。
地域連携室長
中村 ゆかり