理事長ご挨拶

2020年より苦しめられたCOVID19(新興感染症)とともに生きる世界で、我々医療界だけではなく、社会も沢山の学びがありました。苦しみの中にも獲得した力、ネットワークはかけがえのないものとして、我々の中に、地域に根付いていることもまた、確かな事実です。足元では、コロナ前に懸案であった、少子高齢化社会、労働人口減少の社会に対応するための取り組みが、再始動し始めています。

具体的には、2024年度は6年に一度の医療介護報酬同時改定の年です。ポスト2025年(団塊の世代が全員後期高齢者になる年)、つまり2040年(後期高齢者人口増加と労働人口減少)の社会に向けて、人々が尊厳をもって生きることができる、医療と介護のありかたに近づけるための改定(政策誘導)がなされていきます。重要視されたのは、「連携」です。それも、医療には「生活の視点」、介護には「医療の視点」が求められています。お互い連携を強化して地域を守りましょうということと、当院は受け止めています。

変わらず、いえ、今まで以上に大切なことは、一人一人の尊厳が守られ、自分らしく地域で生ききることです。これを目標に、我々含めた地域のステークホルダーが、同じ景色をみて、それぞれの役割を果たし、協力しながら近未来の社会に適応できるようにリモデリング、リデザインしていくことです。
そのために我々は、貪欲に自分たちの持てる力を発揮し続ける覚悟です。まずは具体的に、2024年度仙川に、ウェルピアザ仙川という予防医療サテライトと東山訪問看護ステーションサテライトが始動します。調布市内のレディス成人保健提供資源が少ないことと、訪問診療に伴走する訪問看護ステーションが不足していることに対処するためです。

東山会は、地域密着型急性期病院と透析医療部門、予防医療部門、在宅部門の4つのドメインで「生きる=人生」に関わることを使命に進んでまいりました。 1982年の創業以来、「市民のだれもが、いつでも、安心して、より高度の医療を受けられる組織をめざす」という創業時からの理念、私たちのアイデンティティーを大切に、これからも我々は、地域の一員として、地域に貢献し続けてまいります。

2024年4月

医療法人社団東山会 理事長 小川 聡子

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