肝臓は病気が重症化するまで自覚症状が現れにくいことから、“沈黙の臓器”と呼ばれています。肝炎から肝硬変、肝癌と気づかないうちに病状が進行し、症状が出る頃には肝不全になっていて手の施しようがないこともあるため、早期の適切な検査や治療が非常に重要になります。気になることがありましたら、ぜひご相談ください。
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肝臓内科
所属 | 東京大学医学部附属病院 |
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専門分野 | 消化器・肝臓 |
資格・ 所属学会 |
日本内科学会総合内科専門医 日本肝臓学会肝臓専門医 日本消化器病学会専門医 |
肝臓内科
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一般健診で最も多くみられる肝障害の原因は、食べ過ぎによる脂肪肝です。脂肪肝の中には肝臓に炎症を来し(NASH)、肝硬変や肝癌へと進行する人がいます。しかし病状進行の予測が難しく、適切なフォローアップがされないまま大きな肝癌ができてしまったり、腹水や黄疸が出現して初めて肝硬変と診断されたりすることがあります。危険な脂肪肝を見つけるためには肝臓の線維化(硬さ)の程度を知ることが重要です。当院の超音波検査では、肝臓の線維化を推測するための肝硬度測定(エラストグラフィ)が可能です、ぜひ一度検査をご検討ください。
B型肝炎ウイルスは血液・体液を介して感染し、感染時期や免疫反応などとの関係から無症候性キャリア、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞癌などさまざまな病態を引き起こします。病態によってはウイルスを抑え込む治療を行う必要がありますので、肝臓の状態を正確に評価することが重要です。また「治った」と言われて肝障害がない方でも、実は血液中にウイルスが漂っている状態が続いていることがあり(無症候性キャリア)、この場合発癌するリスクがあります。定期的な検査(採血、画像検査)が必要ですので、B型肝炎と言われたら一度ご相談ください。
慢性C型肝炎は、感染から2-30年の経過で肝硬変、肝癌へと進行する病気です。以前はインターフェロンという副作用の強い薬でしかC型肝炎ウイルスの治療ができませんでしたが、最近は飲み薬を2-3か月飲むだけでウイルスを駆除できるようになっています。高齢の方や基礎疾患のある方でも問題なく治療ができますので、C型肝炎と言われた方はぜひ一度ご相談ください。
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