ブログ「東山だより」

映画「関が原」

公開日 2017/10/07

調布東山病院で、毎週月曜日の午前に
血管外科外来を担当していただいている
佐藤紀医師が、先週末お隣にオープンした
トリエ京王調布C館、シアタス調布さんで
早速映画を鑑賞されたそうで、文章を寄せて
くださいました。

大阪行きの新幹線は名古屋を出ると
北西に向かい、琵琶湖のほとり米原を
目指します。
途中伊吹山地と鈴鹿山脈との間の隘路を
通りますが、冬期の降雪で新幹線の遅れの
もととなることの多いところです。

ここが旧暦慶長5年9月15日
(西暦1600年10月21日)、
徳川家康率いる東軍7万4千、
石田三成率いる西軍8万が合戦に及んだ
関ヶ原です。

戦力はほぼ互角と言ってよいのでしょうが、
明治時代に両軍の配置図を見せられた
欧州のある軍人は、鶴翼の陣をはった
西軍の勝ち、と直ちに判定したそうです。

しかし実際にはわずか6時間の戦闘の後に
勝利を得たのは東軍でした。

良く知られているように、その理由は、
西軍15,000の兵力を指揮する
小早川秀秋の裏切りと、同じく
15,000の兵を抱えた毛利秀元の
不参戦でした。

従来勝利者である家康が英雄視され、
負けた石田三成は評価が低かったのですが、
原作者司馬遼太郎は三成を不器用な理想主義者、
家康を策士と描きます。

一見誰にも人当たりのよい家康は
加藤清正、福島正則を手なずけるのみならず、
合戦を制した小早川秀秋の懐柔にも
成功しました。

家康は役所広司、三成は岡田准一が演じます。
原作にもある、三成が心を寄せる女忍者
初芽は今をときめく有村架純が演じます。
涙袋の目立つ顔はかわいすぎるのですが、
初の殺陣もなかなかの好演でした。
メインの合戦の場面も迫力があります。

三成は敗戦の後逃げのびるのですが、
結局捕縛され三条河原で斬首される事と
なります。

なぜ自刃せず恥をさらしたのか、
疑問に思っていたのですが、
この作品はそれなりの解釈を行います。

すなわち、死に臨む前に
気にかかる人たちの安否が知りたかったと
いうのが理由というわけです。

19歳で合戦の趨勢を決めることとなった
小早川秀秋は、勝利者東軍についたにも
かかわらず不遇な生活を送り、21歳の若さで
この世を去ります。
アルコール中毒といわれています。

新幹線は関ヶ原を、ものの1、2分で
駆け抜けます。

歴史学者磯田道史さんは、
大阪に向かうときには、この短い間に
家康の気持ちで合戦場を眺め、
東京に向かうときには
三成の気持ちで布陣を考えるとのことです。

昭和天皇は小早川秀秋が嫌いだと、
ことある毎に言っていたそうですが、
磯田さんも関ヶ原にさしかかるたびに、小声で
「小早川卑怯!」とつぶやくとのことです。

調布の再開発で、数年前にパルコの映画館が
閉鎖されてからなくなっていたシネコンが
復活しました。
毎週月曜、毎月1日は1,100円で鑑賞
できることは嬉しいです。

トリエ京王調布 オープンしました!

公開日 2017/09/29

昨日はシアタス調布さんの内覧会を
ご紹介しましたが、ついに本日、
トリエ京王調布3館がオープンしました。

好天にも恵まれ、朝からたくさんの人が
来られているようですね。

当院のお隣、シアタス調布さんでは
オープンセレモニーが行われました。

イオンエンターテイメント片岡社長

様々な映画産業の集まる街調布を代表して、
角川大映スタジオの小畑社長からのお祝いと共に、
今回誕生したキャラクター『ガチョラ』も登場。

ステージへの登壇の際は、小畑社長自ら
ガチョラをエスコートされていました。

角川大映スタジオ小畑社長

ガチョラ

階段がちょっと苦手?

また長友貴樹調布市長も登壇され、
今後市を挙げて様々なイベントや
支援を行っていくと述べられました。

長友貴樹調布市長

市民代表の方も一緒に記念撮影

当院にはきたみんもいますので、
お隣同士、調布を盛り上げていくために
これからいろいろな面で協力していけたら
うれしいです。

よろしくお願いします!

いよいよ明日、シアタス調布さんオープン!

公開日 2017/09/28

これまで調布駅近辺の再開発の模様を
何度か紹介してきましたが、いよいよ明日、
開業を迎えます。
(ここまでの様子はこちら

当院のお隣には調布市民待望の映画館、
シアタス調布さんがオープン。

本日は一般向けに内覧会が開催されており、
大変な賑わいでした。

直接ご覧になられた方も多いと思いますが、
ここでも少しだけ早く中の様子を紹介させて
いただきます。

近未来的なエスカレーターが、
映画への期待をかき立てます。

シアタス調布さんは11のスクリーンを有し、
多摩地区最大級。
最も大きい劇場は530席と壮大です。

こちらはかなりくつろいで鑑賞できる
「グランシアター」の座席です。

フラット近くまでリクライニングが可能で、
「上映中に眠ってしまうのでは?」
と心配になるくらいの快適さ。

このボタンでリクライニング操作が可能。

またリアルな感覚で映画の中にいるような
気分にさせる、体感型アトラクションシアター
「4DX」もあります。

振動はもちろん、風や霧、雨、雪の他
香りや煙まで体感できるとか。

前や下からいろいろ出るそうです

オープンから4日間は映画1本1100円、
他にも割引等のサービスがあるようです。
※グランシアターと4DXは別料金です。

(詳細はシアタス調布さんのサイト
 ご確認ください)

お隣の工事(その2)+オープン日決定!

公開日 2017/07/05

ここまでの様子(その1)はこちら

3月も終わりに近づくと、工事中の覆いも
少しずつ取れ、次第に外観が明らかになって
きました。

この画像ではわかりにくいですが、
壁に開いた穴の奥には、いかにも映画館という
階段状の座席が見えていました。

4月になると、B棟もビックカメラさんの
ロゴとともに、全体像が見えてきました。

奥の方では立体駐車場の工事が、
こちらも急ピッチで進みます。

7/5現在の様子はこのようになっています。

覆いはほとんどなくなって、正面玄関付近や
内装工事が行われているようです。

そして本日正式発表となりましたが、
トリエ京王調布さんのオープンは
9/29(金)に決定しました!

詳細は公式ホームページでご確認ください。

お隣の工事(その1)

公開日 2017/06/20

調布東山病院の隣に建設中の
シアタス調布さんですが、
工事は現在も日々行われています。

今秋のオープンが近づき、
外観がだいぶ見えてきました。

当会の職員が日々職場から撮っている写真で、
これまでの模様を振り返ってみます。

元は京王線の線路(府中方面・橋本方面)に
挟まれており、結構大きな木々もありました。

当院のすぐ横にも線路がありましたが、
調布駅の地下化と共に線路がなくなり、
樹木も伐採されて一旦更地になりました。

基礎部分ができると、当院よりはるかに高い
巨大なクレーンが登場します。

あまりの高さに、台風の時など
少し心配になったものです。
(もちろん危険なことはないのですが)

1Fから建物が組み上がっていきます。
この頃にはビックカメラさんが入る
B棟も形が見え始めました。

日々見ていると、使われる機械もいろいろ。

こんなこともありました。
(クレーンで重機を吊り上げています)

工事が進むにつれ建物は高くなり、
それとともに残念ながら当院からの視界は
なくなってしまうのですが・・・。

その2」につづく。

第1回 つなぐカフェ

公開日 2017/05/13

5月13日土曜日、
7階の職員食堂に「つなぐカフェ」を開催しました。
わずか2時間だけのオープンです。

「お茶を飲みながら、
あなたやご家族の認知症のこと、
健康のことをお話ししませんか。」

というお誘いのポスターをご覧になった
多くの患者さまやご家族の方々が
あいにくの空模様ながらも
足を運んでくださいました。

会場にはさまざまなテーマごとの相談コーナーをご用意。
和やかな気持ちでお話ししていただけるよう、
かわいいお花を各テーブルに飾りました。

お茶やコーヒーを飲みながら、
当院の看護師や保健師、ケアマネジャーとの会話が
弾んでいるようです。

10分~15分の講演も行いました。

◆訪問看護認定看護師による
“自宅でできる皮膚トラブル予防”のお話

◆摂食・嚥下障害看護認定看護師による
“食事について”のお話

◆ユマニチュード認定インストラクター・看護師による
“認知症の方との向き合い方”のお話

初めての試みでしたが
おかげさまで、お越しいただいた方々の反応は上々、
「ためになりました」
「楽しかったです」
「リラックスして話ができました」
といった感想をいただきました。
心より感謝申し上げます。

調布駅前再開発の進捗

公開日 2017/04/26

調布駅前の再開発では、当院の近隣でも
工事が続いています。

毎日工事の様子が見え、音も聞こえているので
日々できあがっていく様子がよくわかります。
ここにきて外装も一部見えてきました。

今秋のオープンが待ち遠しいところですが、
先日商業ビルの詳細が発表されましたので、
ご紹介させていただきます。

名称は トリエ京王調布 とのことです。

A~Cの3館からなる建物を木に見立て、
「調布の地に育まれる3本の大樹として、
 街と共に成長していきたい」
という想いが込められているそうです。

新宿寄りのA館には京王百貨店と成城石井、
雑貨やファッションのテナントの他、
生鮮食料品やスイーツのお店や
レストランのフロアもできます。

B館には、家電量販店のビックカメラと
カフェが入ります。

そして当院の隣にできるのがC館。

これまで看護部サイト広報誌(2016年11月号)
ご紹介しましたが、多摩地区最大級の
シネマコンプレックス(複合映画館:シネコン)
シアタス調布 になります。

都内のシネコンでは最大級となる530席の
大型劇場を含む11スクリーンを有し、
振動するシートや風・ミスト・香り等、
18種類の演出がより臨場感を生む
最新型の体感型アトラクションシアター、
『4DX』も導入されます。

当院からは間違いなく徒歩1分以内。
仕事帰りに映画、というのが可能になります。
オープンを楽しみに待ちたいと思います。

※詳細は京王電鉄さんやイオンシネマさんの
 サイトでご確認ください。
 (別画面が開きます)

地域社会との融和~野川の桜ライトアップ~

公開日 2017/04/13

今年も調布の春の一大イベント、
「野川の桜ライトアップ」が
4月12日に行われました。

毎年、撮影用照明器具を扱う地元の企業、
株式会社アーク・システムさんが
地域の方々へ感謝の気持ちを込めて、
野川の桜並木を照らしてくださっています。

850mも続く満開の桜並木が見事に照らされ
幻想的、かつ圧巻の美しさに
多くの人々が歓声を上げています。

昨夜は時折風が強く吹き、
その度に桜吹雪が闇夜に舞っていました。

一年に一度、僅か3時間だけ
味わうことができる美しさ。

桜の花の儚さと、この地域とのご縁を思い、
胸がいっぱいになりつつ帰路につきました。

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