6月3日(日)に府中市市民活動センター プラッツにて
透析患者さま対象の調理教室が開催されました。
例年、調布たづくりで開催していたのですが、
桜ヶ丘東山クリニックに通院されている
患者さまにとって、より行きやすい
府中での開催となりました。
参加者15名+看護師3名・管理栄養士4名で
4班に分かれて実習開始。
今回のメニューは
きのこパスタ・ミニオムレツ・グリーンサラダ・リンゴです。
管理栄養士が透析治療を考慮して
作成したレシピをもとに
分担して、調味料を量ったり、
野菜を切ったり、ペンネをゆでたり。
「これは何に使うの?」など和気あいあいとした
雰囲気で進みました。
45分ほどで完成し、皆さんで集まって会食。
その際のミニ講義では、
野菜を切り(表面積を増やす)水にさらして
カリウムを減らす、
下味をつけずにソースなど外の味付けにすると
味をしっかり感じられるので塩分を控えられる
というような工夫についてお話がありました。
制限がある中でも、おいしく食べられる
ポイントを知り、普段の食生活に
生かしていただく機会になればと思います。
6月4日(日)、調布たづくりにて
毎年恒例の透析患者さま対象の料理教室が
開催されました。
今年度は特に透析導入して間もない患者様に
参加していただこうということで、例年通りの
ポスターや書面によるお知らせに加え、積極的に
声かけも行いましたが、日曜日にお仕事をされて
いる方も多く、開催場所や送迎のご都合、また当日
体調不良の方もおられ、最終的に患者さま8名、
管理栄養士4名、看護師4名の計16名での会と
なりました。
今回のメニューは
『アジの南蛮漬け・インゲンの香味炒め・すいか』
です。
管理栄養士が透析治療を考慮して作成したレシピを
もとに、普段なら目分量の調味料や食材もきちんと
計量して調理しました。
「こんな量で味がつくのかな?」
「いつも食べている量と違う!」
などの声も飛び交いますが、和気あいあいとした
雰囲気の中、45分ほどで3品が完成しました。
その後美味しく会食しながら、栄養士より
果物に含まれるカリウムのミニ講義を受け、
「果物、食べすぎちゃっていたわ」
「これくらい食べられるのね」等、
改めて気を付けるべき食材の確認もされていました。
料理教室後のアンケートでは
「今日のように簡単に出来るものを教えてもらいたい。」
「リン・カリウム・塩分の上限がどれくらいか、
長く透析をしているわりにはいい加減になっている。」
「検査データーを気にしてはいるが、
つい食べ過ぎてしまう。」
「楽しく参加できた。」
などのご意見をいただきました。
人間にとって“食”は重要です。
透析患者さまにとっての“食”が、制限の多い苦痛な
ものではなく、こうした料理教室を通して調理の
ポイントを知っていただき、美味しく味わい、
より“食”について前向きになっていただければと思います。
2016年10月23日(日)、
桜ヶ丘東山クリニックでは
毎年恒例の患者さま勉強会を行いました。
今年度のテーマは
「カルシウム・リンのコントロール」と、
ベッドサイドでの簡単な運動、
そして患者参加型の避難訓練を行いました。
貴重な休日の開催にもかかわらず、
25名の患者様とご家族の方にご参加頂きました。
勉強会では片岡医師より、
透析患者様にとってなぜカルシウムと
リンのコントロールが大切なのか、
わかりやすく楽しい講義がありました。
定期的に行う採血でリンの数値が高い時、
日頃から食事や内服に気を使っている患者様に、
さらに食事内容や服薬状況を細かく確認するのは
心苦しく感じることも多いのですが、
勉強会後に実施したアンケートでは
「今までリン、リンと言われてきたが、
説明を聞き多少その意味がわかった」
「患者もたくさん勉強して、病気のことを
知っていかなければいけないと思った」
という声をいただくことができました。
ベッドサイドでの簡単な運動では、
ラジオ体操と1分片足立ちを行いました。
ラジオ体操もしっかり行うとなかなかいい運動で、
今後のためにも体を動かすようにしたい、といった
声や笑顔も見られました。
今回の勉強会が日常生活に簡単な運動を取り入れる
きっかけになればと思います。
そして最後に、『透析中に大きな地震が起きた』
という想定での避難訓練を行いました。
患者様には、実際に手に疑似透析ルートを付けた
状態でベッドに寝て頂き、スタッフも
「災害時アクションカード」を首から下げて、
それぞれの役割に応じた動きを実践しました。
緊急地震速報のデモ音を流し、
地震により停電した想定で照明が消えた透析室は
昼間でも暗くて少し怖い雰囲気となり、
実際に患者様からも「怖い」という声が聞かれました。
確かに、もし抜けてしまえば大出血に繋がる
透析ルートが入っていて、自由に身動きができない
状況での大きな地震は、患者さまにとって
大変な恐怖であるということをあらためて
実感しました。
その後は避難が必要という想定でしたので、
スタッフは順番に患者さまのもとに向かい、
バッテリーで動く透析モニターの明かりを頼りに
返血・抜針操作を行いました。
そして実際に避難口から外へ出るところまで行い、
最終的には全員が透析室の外に避難しました。
薄暗い透析室から、無事返血操作を終えて
避難してきた患者さまの笑顔が印象的でした。
実施後のアンケートでは、
「実際の行動がわかった」
「定期的にやって欲しい」
「患者・スタッフともに訓練になり、
本当に地震が来たときに役立つ」
という声や、
「避難の順番を待つ間が不安だと思うので、
全体の進行状況についてのアナウンスが
あるといい」
といった意見も聞かれました。
これまでも、避難ルートの確認などの訓練は
行ってきましたが、「透析中の震災」という
想定での訓練は患者さま・スタッフ共に初めてで、
お互いにどう動いていくのか、今回の訓練を通して
イメージできたことは大変よかったと思います。
患者さまのご意見も今後に活かしながら、
こうした訓練を繰り返し行って実際の災害に
備えていきたいと思います。
12月21日・22日の両日、年明け1月6日に移転する
桜ヶ丘東山クリニック新施設の内覧会が執り行われました。
1990年に現在のクリニックで
外来透析医療と一般外来診療をスタートして、
23年間の月日が経ちました。
今回移転を決断した理由は、
1.現クリニックが入っているビルの老朽化
2.現クリニックはビルの4階・5階にまたがっており、
透析患者様にはご不便をおかけしていること。
3.先の震災・計画停電を経験し、患者様の安全をより確実に
守るためには、1階で透析医療を行いたい。
ということでした。
移転計画が本格的になり、なにより素晴らしかったのが、
職員全員が真剣に次の移転先の設計図・運用を話し合い、
限られた条件の中ですべて自分達で作ってくれたことです。
その際最も優先されたことは、
「それは患者様のためになるか」でした。
涙あり、喧嘩あり、笑いありの怒涛の数か月でしたが、
皆さんの思いがこもった良い施設となりました。
22日(2日目)の患者様向けの内覧会では、
日曜日にもかかわらず、朝の9時から17時まで5クールに分けて、
スタッフが手作りのパンフレットを手に、丁寧に説明していました。
こちらがスタッフ手製のパンフレットです。
職員の説明を聞く患者様も、真剣そのものでした。
※写真の一部を修正しています。
その後、設備案内。
1階の明るい日差しの入る新しい施設を、
患者様も概ね皆さん喜んでくださったようです。
あとは年末に無事に引っ越し業務を終え、
1月6日からの開業を待つのみとなります。
もうひと頑張りです。
皆さん、よろしくお願いします。
今回は、当法人の桜ヶ丘東山クリニックから、
先日行われたちょっと遅い新年会&歓迎会の話です。
--------------------------------
こんにちは桜ヶ丘東山クリニックです★
去る2月15日(金)、総勢28名が参加して
盛大に新年会&歓迎会が催されました。
桜ヶ丘の面々は飲む人と、飲まない人が両極端!
飲み放題でこんなにウーロン茶やコーラが出る所は
他には無いのでは?
しかしお迎えの席では
お姉さんがニコニコ笑ってガッツリ日本酒飲んでるじゃない!
それにしても、ふだんコレステロールを気にしている男子も女子も
よく食べること、食べること…!!
「生きる力」を感じたのは私だけかしら。
50円玉じゃんけん大会で優勝したIさん、
くじ引きで特賞のSさん、
(豪華お弁当券+所長にアーンして食べさせてもらいました。
罰ゲームじゃないよ!)
今年はきっと良い年になると思いますよ。万歳!!
ちなみに次は「お花見&バーベキュー」の予定です。
多摩川沿いで老若男女のはしゃぐ声が聞こえたら、
声かけて参加してください。
お待ちしています!!