都立9庭園② ~旧古河庭園の春~
公開日 2017/05/02
東京都立の9庭園を順にご紹介していますが、
今回はその2回目です。
前回は六義園の枝垂桜をご紹介しましたが、
今回は「旧古河庭園」です。
旧岩崎邸や鹿鳴館等を設計したイギリス出身の建築家
ジョサイア・コンドル氏設計の洋館と様式庭園に、
平安神宮神苑等を造った庭匠の小川治兵衛氏による
日本庭園が美しく調和し、独特の雰囲気を作っています。
こちらはバラで有名な洋館ですが、
この時期は写真のようにまだ低い枝のみの状態です。
春は5月中旬から6月にかけて、
秋には10月中旬から11月にかけて、
いずれもバラが洋館を飾ります。
春のバラの時期にはライトアップもされるとか。
特別撮影会も行われるようです。
※詳細は東京都公園協会のサイトでご確認ください。
(別画面が開きます)
バラがクローズアップされる旧古河庭園ですが、
ツツジも華やかに洋館を彩ります。
また日本庭園には枯山水を取り入れたり
雪見灯篭や茶室があり、
どの季節も楽しむことができます。
間もなくゴールデンウィーク。
出かけてみてはいかがでしょうか
都立9庭園① ~春の六義園~
公開日 2017/04/21
東京都立の庭園には、現在以下の9つがあります。
・浜離宮恩賜庭園
・旧芝離宮恩賜庭園
・小石川後楽園
・六義園
・向島百花園
・清澄庭園
・旧古河庭園
・旧岩崎邸庭園
・殿ヶ谷戸庭園
“とうざん写真部”の部員である山田隆医師は、
お休みの日に、カメラを片手にこれらの庭園を
回っています。
それぞれで撮った写真とともに、
東京都の庭園をご紹介させていただきます。
1つ目は六義園です。
こちらの紅葉は有名で、
私たち写真部も昨年の秋、
美しい紅葉を愛でに訪れました。
今回の目あては桜です。
六義園のシンボル、大変「枝垂れ桜」が
昼も夜も楽しませてくれます。
高さが15m、幅は20mもあるとか。
この季節は期間限定でライトアップされ、
夜空に浮かぶ幻想的な桜に
皆、感動で言葉を失うようです。
春一番
公開日 2017/02/17
本日2月17日(金)午前、
関東地方で「春一番」が吹きました。
朝から気温が高く、
雲ひとつない真っ青な空に誘われて
写真部と広報課合同で
神代植物公園で梅の撮影に行ってまいりました。
「うめ園」は神代植物公園の奥にあり、
数多くの梅の木が花を咲かせていました。
72品種、210本の梅の木が植えてあり、
素晴らしい香りが漂います。
耳を澄ますと、チーチーという愛らしい鳴き声が。
白いアイリングが特徴のメジロです。
梅の蜜を求めて花から花へ。
少し歩くと「はなもも」の木。
この暖かさでつぼみが膨らみ始めていました。
三寒四温を繰り返し
季節は確実に春に向かっています。
写真部活動~チャレンジ!イルミネーション撮影~
公開日 2017/01/25
写真部が発足したのが2015年11月。
以後数ヶ月に一度、緑豊かな地に足を運んで
風景や花を撮っています。
今まで訪れたところは、
高尾山、神代植物公園、明治神宮、六義園。
そして先日、初めてイルミネーションの撮影に
挑戦しました。
場所は調布駅から近い“よみうりランド”です。
写真部員は2名を除いて皆初心者なのですが、
今回はその初心者だけの撮影会。
少々緊張しつつゲートインすると・・・
広大な遊園地全体がほぼ
美しいイルミネーションで覆われていて、
一斉に「きれーい!」と声が出ます。
こちらのイルミネーションは、
日本におけるライトアップの第一人者、
照明デザイナーの石井幹子さんが手がけたもので、
照明にはLED電球が使われています。
宝石をイメージした7種類・25色の
イルミネーションは圧巻かつ幻想的。
厳寒の夜でしたが、寒さも忘れて
夢中でシャッターを切り続けました。
さて、写真部部長の評価は如何に?
素心蝋梅(ソシンロウバイ)
公開日 2017/01/12
都内では桜のつぼみが少し膨らんできました。
少しほころびかけている梅のつぼみもあり、
厳しい寒さのなかにも、確実に季節は
一歩ずつ春に近づいています。
今この時期は、優しい黄色が美しく愛らしい
「ロウバイ」が満開。
ロウバイ科ロウバイ属の花で、
12月から2月にかけて
甘い香りのある黄色い花を咲かせます。
ロウバイの基本種の花は、
内側の花弁が暗紫色をしていますが、
ソシンロウバイは内側の花弁も黄色です。
なお、ウメ(梅)はバラ科サクラ属に分類され、
ロウバイとは別種です。
写真部活動~六義園へ~
公開日 2016/12/12
11月最後の日曜日、
写真部で六義園に行ってまいりました。
六義園は国指定の特別名勝で、
小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に
数えられています。
池を取り囲む大きな公園で、
しだれ桜、ハゼ、モミジ、ロウバイ、
ウメ、ツバキなどを楽しむことができます。
春のしだれ桜、秋の紅葉の時期には夜間、
美しくライトアップされています。
この日天気予報は雨かも・・・ということでしたが、
幸い薄日が差す曇りの1日。
大勢の方々で賑わい、皆さんカメラや
スマートフォンで美しい紅葉を
記録に残していらっしゃいます。
私たちも紅葉の美しさに歓声を上げながら
思い思いにシャッターを切り続けました。
まだまだ一眼レフに慣れていない部員が多く、
指導を受けつつ撮影しています。
実際の目に映る美しい紅葉と
撮影したものとの間にはギャップがあり、
難しさを実感していますが、
素晴らしい四季、自然に触れる喜びを感じられた
休日となりました。
調布市の花「サルスベリ」
公開日 2016/08/04
※昭和49年(1974年)4月1日、
市の木「くすのき」とともに、市の花に制定されました。
梅雨が明け、いよいよ8月になりました。
猛暑や激しい雨で不安定な空模様ですが、
いかがお過ごしでしょうか。
さて、夏の空に似合う花のひとつに
“サルスベリ”があります。
まさに今、白やピンクのサルスベリが
街を明るく彩っています。
サルスベリは中国南部原産で、
樹皮がつるつるしていて猿も滑り落ちる、
ということから名付けられたとされています。
花はフリルのついたような花弁6枚と、
1本の雌しべ、多数の雄しべで
構成されていますが、
外側の雄しべ6本は長くなっています。
美しい花を長く楽しむことができることから、
“百日紅”と書かれることもあります。
「炎天の 地上花あり 百日紅」(高浜虚子)
写真:山田 隆医師
とうざん写真部 ~明治神宮御苑~
公開日 2016/06/23
6月19日の日曜日、とうざん写真部で
明治神宮御苑に行ってまいりました。
6月は普段よりも早い時間から
入苑できるということで、朝8時に集合。
爽やかな朝の空気を味わいながら
深い緑のなかを歩きました。
入苑すると、まず「隔雲亭(かくうんてい)」へ。
こちらは昭憲皇太后のご休息所として
明治天皇により建てられたものです。
そこから見下ろすところにある「南池」には
大きな睡蓮が咲き、鯉や鮒、メダカ、亀などが
泳いでいます。
隔雲亭
南池の睡蓮
南池の小径を進むと「花菖蒲田」があり、
多くの花菖蒲が迎えてくれました。
美しい江戸系の原種150種、
1500株が植えられているそうです。
よく見ると花びらの色や形、模様が
異なることが分かります。
もう少し足を進めると「清正井」。
江戸名井のひとつに挙げられており
加藤清正が掘ったと言い伝えられています。
湧き出る水は年間を通して15度前後とのことですが、
触ってみると本当に冷たく、また大変澄んだ水で
以前は茶の湯に使われていたとか。
お手入れ中
清正井
明治神宮御苑には、モミジ、ヤマブキ、
ヤマザクラ、ツツジ、サツキ、ハギなど
多くの木が植えられており、
野鳥や蝶が悠々と飛び、都心にいることを
忘れてしまいます。
歩き疲れたときには、萱葺のあずまやで
ほっと一息つくことが出来ます。
私たちは、あまりの広さと花や緑の美しさに
圧倒されつつ、シャッターを切り続けました。
院外広報誌“東山だより”をご覧になった患者さまが
掲載された写真の感想や写真部について、
話をしてくださることがあります。
大変嬉しく、励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。