緊急時に大切な命を守るため、つなぐため、
当法人では毎年、BLS研修、ACLS研修を行っています。
これは全職員必須の研修です。
コロナ禍の今、
実技の学びが難しいため、
希望者を募り、少人数で感染対策をしたうえで、
講習会を始めました。
当院に2名勤務している救急救命士が講師を務め
“生命危機に対し迅速的確に対処できる”ことを到達目標とし、
正確な知識とスキルを学ぶ1時間です。
若い学生さんの心臓突然死の事例、
BLSで助かった方の話をまとめた動画を観たあと実習です。
毎年何度も繰り返しているので流れや動きは覚えているものの
胸骨圧迫の「位置、深さ、戻り、テンポ」
またBLSの際の声掛けなど、
少人数ならではのきめ細やかな指導が入ります。
シナリオの時間では、
患者さんが倒れている様々なシチュエーションを想定した実習です。
うつ伏せに倒れている、狭いトイレで座ったまま息をしていない…等々、
より現実的な場面でどのように動けばよいか、学びました。
しっかりと準備すれば多くの命を救うことができます。
いざというときのために、これからも繰り返し学んで
身に着けていきます。
当法人では数年前より全職員が一堂に会し、
「職員総会」を開催しておりますが、
看護部では年に一度、ミニ総会を開き、
実践報告を兼ねてお互いを知る機会を設けております。
そのような会も今年で6回目を迎えました。
“その人らしさを失わない 人権・尊厳を守るケア”をテーマに
看護部ミニ総会を開きました。
看護部各部署、また認定看護師や専門職から実践報告があり、
それぞれの苦労、工夫を知ることができました。
今回はそのあと、「日本臨床倫理学会」に参加した3名の看護師が
演題発表を行い、最後に認知症についての基調講演がありました。
熱い、緊張感ある発表が終了したあとは
看護部長作成の思い出アルバム。
1年間の活動を写真で振り返りました。
各管理者の普段の様子やペット等についてのコメントには皆笑顔に。
将来の礎が見えるような実り多き午後の数時間。
早くも来年が楽しみです。
当院の診療部はこの4月から外科医1名、腎臓内科医1名を新たに迎え
さらに体制が強化されました。
小規模な病院ながら常勤医の人数は徐々に増えており
大変ありがたく思っています。
さて私たちは毎年、年度初めに常勤医が集まって
各診療科が年度目標などを説明、発表する
「診療部キックオフミーティング」
を行っています。
今年は新型コロナウイルスワクチンの接種が完了したあとに開催しました。
理事長と院長、診療部長は法人と病院の将来を見据えた方向性、
今年度の目標や診療方針、
当院の意思として大切にしてほしい姿勢、
診療部の望ましい在り方などについて話をしました。
(院長 須永眞司)