東日本大震災は、
2011年3月11日14:46に発生した東北地方太平洋沖地震による災害、
およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害です。
わたしたちはまだ古い建物で診療をしていました。
大きく建物が揺れている時、
とっさに職員は、患者さんのもとに行き、声掛けをしていました。
透析診療は一時中断して、患者さんを安全なところに避難させ、
長い揺れが収まってから落ち着いて再開しました。
ドアを開けて逃げ道を作るスタッフ、
電気や水道、医療機器を点検して回るスタッフ、
現状を記録していくスタッフなどなど
皆が訓練以上に冷静かつ機敏な動きで対応していました。
電力の供給が不安定だったため、
しばらくの間、計画停電があり、
診療が変則的になっていました。
しかし患者さんのご協力もあり、
乗り切ることができました。
その日から20日後、
内科の熊谷医師と返田医師が
入職したということも印象に残っています。
さて本日、調布駅前広場で
「東日本大震災慰霊祭」が開催されました。
“犠牲者を追悼すること”
“東北のありのままを知ること”
を柱に、毎年開催されています。
東日本大震災発生時間に黙とうから始まり、
読経を行います。
調布市の長友市長をはじめ
多くの方々が参加されていました。
被害に遭った方々、今なお復興に取り組んでいらっしゃる方を思いつつ、
前を向いてしっかりと歩みを重ねていきたいと思います。
<3/12追記>
18時からはLEDキャンドルによる献灯も行われました。