マンサクの名の由来には諸説ある。

枝にたくさんの花を咲かせることから
豊作の意味で満作となったとする説や、
早春に他の花に先駆けて「まず咲く」
ことから名付けられたとする説などである。

花は2~3月に葉より先に開花する。
花弁は4枚あり、黄色で細長いひも状であり
長さは1cmほどである。
茶色の萼片は4つあり花弁の黄色と
きれいなコントラストをなしている。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
果実は成熟後に乾燥すると
皮が裂けて種子が飛び散る。

(写真・文 山田隆医師)