ユマニチュード®組織浸透への取り組み
公開日 2018/02/27
こんにちは。ユマニチュード推進室です。
東山会ではユマニチュードの組織浸透に
取り組んでおります。
【ユマニチュードについての過去記事はこちら】
・ユマニチュード推進室より(研修報告)
・【ユマニチュード】-その3-
・【ユマニチュード】-その2-
・【ユマニチュード】-その1-
そこで、在職する認定インストラクターに加え、
ともに取り組む仲間を増やすべく
ユマニチュード施設導入準備コースに
今年度も3名の看護師が参加しました。
3人とイブ・ジネスト先生
先日は上記研修のフォローアップ研修に参加。
ユマニチュードの考え方、その技術を
さらに深める機会となりました。
研修に参加した仲間からのコメントを
紹介させていただきます。
★この研修は、同じ志を持つ仲間と再会し、自分たちの経験を話すことで、新しい気づきや発見のある楽しい研修でした。
参加者は自身のケア映像を持参し、それを共有することで学びを深めます。
(患者さまご家族の同意を得たうえで使用しております)
自分の映像は恥ずかしいのですが、客観的に自分の関わり方を見ることで勉強になりました。
また、患者と介助者役を設定し、オムツ交換や、シャワー浴を想定した演習もおこないました。
どれも普段何気なくおこなっているケアですが、いざ自分がオムツを着用してみると恥ずかしさがこみ上げました。
「相手はいつもこんな気持ちなのか」と理解でき、安易にオムツを選択しないケアを心掛けたいと思いました。
研修を終えて、次に仲間と再会できるときには成長した自分を見せられるよう、明日からまた頑張ろう!と気持ちが引き締まりました。
★実際のケアの場面を想定しての実践や、講義の練習はうまくいかないところもありましたが、「どうしたらうまくいく?どんな考え方をすればいいんだっけ?」とみんなで話し合って、一人では大変なことも他の参加者と一緒に考えながら学ぶことが出来ました。
それぞれの近況報告を聞き、同じように学んだ仲間がそれぞれの病院・施設で頑張っていることがわかって、私も頑張って取り組んでいこう!と励みになりました。
★同期の楽しい仲間との再会に嬉しくなったのも束の間、実習演習に入ると、明らかに技術が未熟な私、どうしたら良いのやら・・。
焦った私が研修初日の帰り道にひらめいたこと!
「そうだ!旦那に練習相手になってもらおう!」
ところが夫は「えー。やだよ~、だってユマニチュードじゃなくてマグニチュードじゃん!」と拒否!
私が家でイライラする様(たまーにです)を、夫は「マグニチュード」と指摘します。
そう、私がイライラモードの時は、きっとユマニチュードとは真逆で、ぐらぐら揺れて怖い「マグニチュード」になっているのでしょう。
「ごめんね、気を付けるね!」とめげずに今もお願い中です。
失敗しても別のアプローチ方法を考え、相手の気持ちを尊重し、決して強制はしません!
ユマニチュードの良いところは「諦めないところ」。さらに、あらゆる人間関係に活用できます。
私も諦めずに繰り返し、公私ともどもユマニチュードを実践していきます!
とても有意義な研修となったようでした。
彼女たちには、知識、技術を吸収していく
柔軟性があります。
そんな素敵な仲間とともに、
少しずつ輪が広まっていくことを楽しみに、
日々頑張っています。
個人情報保護に関する勉強会を開催しました
公開日 2018/02/23
医療機関では様々な内容の勉強会を
行っていることは、このブログでも
度々ご紹介していますが、
先日は全職員を対象とした
「個人情報保護」に関する勉強会を
行いました。
バーコードで受付
当院には「個人情報管理委員会」が
設置されています。
今回は委員会事務局より、
最近の企業等での個人情報流出例や、
当院で患者さま・ご家族から寄せられた
ご意見等を中心に、注意すべき点などを
具体的に説明しました。
委員会事務局
昨年5月「個人情報保護法」が改正され、
これに伴って新しく設けられた分類に
『要配慮個人情報』というのがあります。
その内容から、取得や第三者への提供には
通常より特別な配慮が必要とされますが、
患者さまの診療の過程で知り得た情報が
これに当たるとされました。
ただし診療に必要な範囲については
従来通りでよいとされており、外来等で
新たに手続等をお願いすることは
ありません。
これを機会に、普段接している情報が
患者さまやご家族にとって重要な情報で
あることを再度認識し、職員一同
心して業務に当たってまいります。
※このブログでもイベント等の画像を
ご紹介させていただくことがあります。
事前にお断りもしくは修正等の加工を
させていただきますので、ご理解を
お願いします。
BLSシナリオ訓練
公開日 2018/02/21
東山会の年間教育計画のひとつに
「BLS 訓練」
(Basic Life Support 一次救命処置)
があります。
人が急に倒れた時、その場に居合わせた人が
救急隊や医師が来るまで行う応急手当のことで、
正しい知識と適切な方法さえ知っていれば
誰でも行うことができます。
当法人では毎年全職員が、前期に知識を学び、
後期には人形や訓練用のAEDを使った
シナリオ訓練を実施しています。
トレーニングを繰り返し、
いざというときに必要な技術を
身体で覚えるようにしています。
現在、今年のシナリオ訓練が行われています。
全職員が実際にトレーニングをし、
評価を受けています。
調布市では、市内の公立小学校全20校、
公立中学校全8校で、500名以上の
教職員の方々が救命講習を修了され、
救命講習優良証を交付されています。
これは都内で初だそうです。
また小学6年生、中学3年生の皆さんも
救命講習を受講されているとか。
昨年当院で実施した世界糖尿病デーの
イベントでも一部体験していただきました。
(そのときの様子がこちら)
目の前の命をつなぐために、
私たちは繰り返し知識と技術を学び、
有事のときに適切に対応ができるよう
準備しています。
シェイクアウト訓練2018
公開日 2018/02/09
1995年1月17日に起きた
阪神・淡路大震災をきっかけに、
自発的な防災活動の重要性が
認識されたことを受けて定められた
「防災とボランティア週間」。
毎年1月15日から21日までの
1週間なのですが、
調布市では2月8日(木)9時30分より、
調布エフエム放送さんやJ:COMさんの
放送に合わせて行う、
「シェイクアウト訓練(一斉防災訓練)」
が行われました。
シェイクアウト訓練はアメリカの
カリフォルニア州から始まったもので、
大勢が一斉に、同じ日時に訓練を行い、
身を守るための行動を身につけること、
防災・減災意識の高揚を図ることを
目的としています。
地震が発生したとき、わたしたちは
どこにいるか分かりません。
地震の際の基本行動、
「まず低く、頭を守り、動かない」
で身の安全が確認できたら、
その次に行う行動の訓練(避難訓練・
安否確認・情報収集訓練)も合わせて
実施し、防災力の向上を図ります。
調布東山病院事務部では昨年から
この訓練に参加しています。
(昨年の様子はこちら)
今年も9時30分の放送を合図に、
「東京都多摩地域を震源とする
大規模な地震が発生」
(想定最大震度6強、マグニチュード7.3)
という想定で、
「身を低くし、机の下にもぐって
頭を守り、そのまま動かない」
という訓練と備蓄品の確認をしました。
当院では毎年10月に行う災害訓練、
病棟で実施する火災訓練、
インフルエンザ対応訓練等々、
定期的に様々な訓練を行っております。
ひとりひとりがイザというとき
冷静にスムーズに動くことができるよう、
今後も繰り返し訓練を重ねていきます。
仲良き事は美しき哉
公開日 2018/02/01
2018年、早くも2月に入りました。
この時期、地域で毎年話題に上るのが
武者小路実篤氏です。
武者小路実篤氏(1885-1976)は
晩年の約20年を調布市で過ごしました。
没後はご自宅が武者小路実篤記念館として
公開されています。
記念館では、毎年1月末から限定で
チョコレートを発売しています。
小説家、詩人である武者小路実篤氏は、
写真のように野菜の絵とともに
「仲良き事は美しき哉」
と色紙に書いていらしたとか。
まもなくバレンタインデー。
温かい挿絵や言葉に引き寄せられ、
日頃の感謝や愛情を込めて、
こちらのチョコレートを贈る方が
多いようです。