ブログ「東山だより」

世界糖尿病デー関連イベント報告④看護師体験

公開日 2017/11/30

今回は、看護師体験の模様です。

ここでは白衣を用意しました。

小さな看護師さんたちです。


男子も参加してくれました。
当院でも男性看護師が活躍しています。

こちらでは点滴の準備を行います。

スピードを調整するところ。

針も刺してみます。

こちらはAED体験用の機材です。

訓練用の人形と、赤い袋の中には
『AED』の機械が入っています。

電気ショックはできませんが、
本物と全く同じように作られており、
私たち職員もこれで訓練を行っています。

教育用の動画を見たら訓練開始。

倒れている人を見つけたという想定で、
近くの人にAEDを持ってくるよう依頼。

残った人はその間に素早く状況を確認、
一刻も早い心臓マッサージが必要です。

脈と呼吸を確認。

心臓マッサージは、結構深く、
また続けなければならないため、
実際やってみるとかなりの体力が
必要なことがわかります。

AEDを持ってきた人も、すぐに
準備を始めなければなりませんが、
電源を入れれば、後は音声で教えて
くれるので大丈夫。
とにかく早く電源を入れましょう。

電気ショックのボタンを押して
訓練は終了です。

大人でもなかなか難しいですが、
もし実際にそんな場面に立ち会ったら、
今回の体験を思い出してできることを
考えてくれたらうれしいですね。

次回は運動教室の模様をご紹介します。

世界糖尿病デー関連イベント報告③内視鏡検査体験

公開日 2017/11/29

今回は医療職体験、内視鏡検査の
ご紹介です。

ここでは検査用の“防護着”を
着用します。

黄色いのが防護着。

またいろいろな道具も用意しました。

医師が持っているのが内視鏡。
その前にあるのは人体模型です。

横のカラフルなのはビー玉と
スーパーボール。


これはちょっとわかりにくいですが、
先端にネットのようなものがあります。

これを使い、箱の中から内視鏡で
ボールを取ってもらおうと考えて
いたのですが、試してみると
ちょっと難しくて断念。

結局「BB弾」が採用となりました。

使えず・・・。

今回のイベントではオリンパスメディカル
サイエンス販売(株)様より、カメラの実物や
一部が透明な展示用モデル、人体模型等を
貸していただきました。

展示用モデル。

人体模型。中はかなりリアル。

医師の説明を聞いて、いよいよ本番。

模型の中にカメラを入れて行きます。

真剣です。

内視鏡体験はちょっと短めでしたが、
中身は濃かったと思います。

次回は看護師体験の模様です。

世界糖尿病デー関連イベント報告②医師〔外科〕体験

公開日 2017/11/28

今回は、医療職体験の医師〔外科〕の
ご紹介です。

外科も医師の説明からですが・・・

既にここは手術室の前です。

手術室に入るには厳密なルールがあり、
スタッフでも簡単には入れません。

まずは手洗い。

一般的なものとは違いますが、
最近はTVドラマでよく見ますね。

洗った手は上げたまま。

続いて術着を着用。本物です。

かなり大きいですが、
さすがに本物に“子供用”はないので・・・。

そして、いよいよ手術室へ。

手術に使う器具に触れてみたり、

手術台を動かしてみたり、

肉(※)を器具を使って切ったり、

メスでの切開・縫合体験も
してもらいました。
(※豚肉や鶏肉を使用しました)

次回は内視鏡検査体験の模様です。

世界糖尿病デー関連イベント報告①医師〔内科〕体験

公開日 2017/11/27

去る11月19日(日)の午後、
「世界糖尿病デー」(※11/14)にちなんだ
イベントを調布東山病院で実施しました。

当院では初めての試みでしたが、
多くの方にご参加いただき、
盛況のうちに終了することができました。
あらためて御礼を申し上げます。

今回から何回かに分けて、イベントの模様を
紹介させていただきます。

今回は、大きく分けて次の4つを実施しました。
○医療職体験
 (医師〔内科/外科〕、看護師、内視鏡体験)
○運動教室(ズンバゴールド/ヨガ)
○健康相談カフェ
○スタンプラリー

まずは医療職体験の医師〔内科〕です。

はじめにスタッフが診察の様子を
実演しました。
具合の悪い患者さま役は副院長が熱演。

よろけてます。

 
医師がレントゲン写真を壁に映しながら、
体の中について説明します。

続いて診察の実践です。

検査では体をたたくことがありますね。
試しにひざの下を器具でたたくと・・・。

他にもたたいて調べることがあります。
でもむやみにたたいているわけでは
ありません。


ということで、適切なたたき方と
音の違いを聞き分ける練習をします。

音と言えば聴診器。
人形の心音も聞いてみました。

続いて箱が登場。
早速習ったとおりにたたいてみると、
何か入っているようです。

出てきたのは白い物体。
これは何?と臓器のイラストと
合わせてみます。

どの臓器かわかったら、最後は
イラストを正しい位置に貼っていきます。

うまく収まりましたね。

ちなみに白い物体やイラストは、
医師の手作りです。

超音波検査も体験しました。

患者役のスタッフはひたすら
検査され続けてくれました。

練習キットを使う「模擬採血」にも挑戦。

「採血(=注射)されるの?」と
思った人もいたみたいですが、
そんなことはありません。

ただし練習キットといっても、
注射器は本物。
十分注意して行ってもらいました。

当初の計画よりもかなり増えたので、
紹介しきれないくらい盛りだくさんな
内容でした。

次回は医師〔外科〕をご紹介します。

感染対策勉強会

公開日 2017/11/25

病院では、法定で定められている研修がいくつかあり、
全職員が受講しています。

そのうちの1つ、「感染対策勉強会」が今年も行われました。

今回のテーマは「嘔吐物の処理方法(実践)」。

ノロウイルス等、
食中毒や感染症の2次感染を最小限に食い止めるために
吐しゃ物をより安全に、
正しく処理する方法を学びました。

当法人のICT(感染制御チーム)作成の動画で処理方法を頭に入れ、
いざ、実践です。

汚染場所に関係者以外の人が近づかないように
他の患者さまを安全な場所に誘導し、
吐しゃ物処理セットを用意、
そして、処理する人と介助する人に分かれて処理していきます。

ガウン、N95マスク、シューズカバー、手袋といった個人防護具を装着、

嘔吐物やその周辺を拭き上げ、
使用したものを袋に入れ、
個人防護具を決まった順序で外して処分。

いざというとき、感染拡大を防ぐために、
講義だけではなく、このようにしっかり実践して学んでおります。

第2回「つなぐCafé」

公開日 2017/11/16

10月14日(土)、第2回「つなぐCafé」
を開催しました。

当日はあいにくの雨にも関わらず、
22名の方が参加してくださいました。

今回も残念ながら富士山は見えませんでしたが、
変わりつつある調布の街並みを7階から
見ていただいたり、ミニ講演にも耳を傾けて
おられました。

 

参加された方は、コーヒーを飲み、
お菓子を食べながら会話をし、
終始和やかに過ごしておられました。

85歳の男性の方は、約15年、ほぼ毎日、
アルツハイマー病の奥様の食事を作り、
介護しているとの素晴らしいお話を聞いて、
感動しました。

また前回も参加してくださった方からは、
直接感謝の気持ちをお聞きし、とても嬉しい
限りでした。

そして、今回も心温まるお手紙をいただきました。

以下は参加したスタッフの感想です。

 今回、初めて「つなぐカフェ」に参加させていただきました。
はじめは参加者が来られても、コーヒーやお菓子を食べたらすぐに帰ってしまうのだろうと思っていました。
ところが開始15分以上も前からいらしていたり、初めてお会いした方同士で楽しそうにお話をされたり、講演中には一生懸命にメモを取っていたり、途中でお帰りになる方がほとんどいませんでした。
私が想像していた以上に「つなぐカフェ」を楽しみに来ていただいていたのだと痛感して、うれしく思いました。
お帰りになる際には「次はいつですか」と聞かれました。
「つなぐカフェ」通じて楽しみを作る機会ができるようにお手伝いを続けて行きたいと思いました。

 前回に引き続き、今回も誤嚥性肺炎をテーマに話をする機会をいただきました。前回の経験を生かして、より具体的な内容をお伝えするよう心掛けることができたかなと考えています。
カフェタイムでは、入院時に関わらせていただいた患者さまのご家族にお会いすることができました。ご自宅での介護のご様子を伺え、ちょっとした心配事の相談も受けましたが、何よりご自身のペースでゆったりと過ごされている様子を知ることができ、自宅で過ごせることの良さを改めて感じることができました。
何かあったらすぐに相談できる環境や関係作りが、ご家族にとっては一番の安心につながり、支える側にとってもそれが喜びややりがいに繋がるのだなと、しみじみその素晴らしさを実感しています。
まさに、人と人をつなぐことに役立てられているなと思います。リピートして下さる方がいたこともうれしかったです。

 オープンと共に笑顔で駆けつけて下さった方は訪問看護の利用者さんでした。
その後も「この日を楽しみにしていました」と雨にも関わらず来院された皆様とお話しし、講話を真剣に聞いてくださる姿に、私自身温かい気持ちになりました。
会場ではスタッフと参加者はもちろん、初対面の参加者同士のつながりも見られ、良い情報交換の場にもなっていると思います。
秋のディスプレイ、お花に心癒されました、とご意見をいただきました。

 第2回つなぐカフェに参加させていただきました。
来てくださった地域の方のお話を伺うと、皆さん健康意識が高く、「健康について知りたい!学びたい!」という気持ちを皆さんお持ちでした。
来月80歳を迎える男性の方は「今、大学に通って勉強をしている」なんてお話も・・
つなぐカフェでは地域住民が出会い、お互い刺激や収穫を得ることができる場でもあると感じました。

 第1回目と同様、あいにくのお天気でしたが、実りの秋を感じる素敵な内装とたくさんのフラワーアレンジメントに囲まれ、実り豊かな時間が流れていました。
ご夫婦で、お一人で、お友達同士で、入院患者さま…参加された方皆様がお茶やお菓子を頂きながら終始笑顔で過ごされていました。
お話を伺う中で「前回参加して、今回も楽しみにしていました。次回もまた来ます。」とのお言葉をいただき、地域とのつながりやつなぐカフェの意義を感じることができ嬉しく思いました。
ミニ講演も熱心にメモを取られる方が多く、充実したあっという間の2時間でした。
次回は富士山や街並みが望めますように!

災害訓練2017

公開日 2017/11/02

台風22号が本州南岸を通った
10月29日の日曜日。

調布東山病院では今年も、
大規模災害を想定した訓練を行いました。

今回は他病院との連携の訓練も実施です。

「水曜日午前8時45分、
 震度6強の地震が発生」

という設定で訓練がスタート。

MCA無線で調布市医療対策本部から
連絡を受け、災害時病院対策本部を
当院に設置します。

直ちに患者さまの状況や
出勤している職員の数、被害状況、
医療材料や薬剤の在庫等
といった情報を収集します。

その後各所に人員を割り当てて、
災害対応の診療体制に入ります。

続々と来院する被災者のトリアージを行い、
それぞれのエリアで診療を行います。

患者さまの状況によっては、
他の病院への搬送も行います。

停電等でエレベータを使えない状況で、
エアストレッチャーやシーツで搬送する難しさ、
スペースが限られる中での処置の厳しさ等々、
体験して初めて分かることが沢山あります。

特に今回は台風のため、
院内のみでの訓練となったこともあって、
一層の工夫が必要だったようです。

11:10過ぎに訓練は終了。
長友市長からご挨拶をいただき、
閉会となりました。

院内ではこの後、片付けをしてから
すぐに反省会を行いました。

各部署から気づいた点や意見、反省点等、
また、今回の訓練に参加していただいた
武蔵野赤十字病院のDMATの方々からも
お気づきの点等を伺いました。

武蔵野赤十字病院DMATの方々

訓練のための訓練ではなく、
イザというときに適確に対応できるよう、
今後も訓練を重ね、準備していきたいと
思います。

ご協力いただきました多くの皆さまに
深く感謝申し上げます。

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