台風22号が本州南岸を通った
10月29日の日曜日。

調布東山病院では今年も、
大規模災害を想定した訓練を行いました。

今回は他病院との連携の訓練も実施です。

「水曜日午前8時45分、
 震度6強の地震が発生」

という設定で訓練がスタート。

MCA無線で調布市医療対策本部から
連絡を受け、災害時病院対策本部を
当院に設置します。

直ちに患者さまの状況や
出勤している職員の数、被害状況、
医療材料や薬剤の在庫等
といった情報を収集します。

その後各所に人員を割り当てて、
災害対応の診療体制に入ります。

続々と来院する被災者のトリアージを行い、
それぞれのエリアで診療を行います。

患者さまの状況によっては、
他の病院への搬送も行います。

停電等でエレベータを使えない状況で、
エアストレッチャーやシーツで搬送する難しさ、
スペースが限られる中での処置の厳しさ等々、
体験して初めて分かることが沢山あります。

特に今回は台風のため、
院内のみでの訓練となったこともあって、
一層の工夫が必要だったようです。

11:10過ぎに訓練は終了。
長友市長からご挨拶をいただき、
閉会となりました。

院内ではこの後、片付けをしてから
すぐに反省会を行いました。

各部署から気づいた点や意見、反省点等、
また、今回の訓練に参加していただいた
武蔵野赤十字病院のDMATの方々からも
お気づきの点等を伺いました。

武蔵野赤十字病院DMATの方々

訓練のための訓練ではなく、
イザというときに適確に対応できるよう、
今後も訓練を重ね、準備していきたいと
思います。

ご協力いただきました多くの皆さまに
深く感謝申し上げます。