とうざん生活習慣病教室の前身である
成人病教室を始めたのが1998年4月、
現名誉院長の吉田医師が着任して
数ヵ月後のことです。
「慢性疾患の患者教育は
診察室で一人ひとりに行うより、
集団で行ったほうが良いのでは」
ということで、スタートから2年ほどの間は
糖尿病の勉強会として開催していました。
その後、
「他の成人病も取り上げてほしい」
という患者さまからのご要望により、
現在のような形になっています。
これまで取り上げたテーマは、
高血圧、心臓疾患、脳血管障害などの
糖尿病関連疾患の他、消化器系やがん、
睡眠など、多岐にわたります。
話題の病や薬の話など、アップトゥデートな
話題も随時取り入れる意欲的な編成を心がけて
おります。
現在は地域の皆さまの健康教育の場として、
好評をいただいています。
93回目となる次回は
10月21日(土)14時から、
さいたま赤十字病院 名誉院長の加藤泰一先生
(当院では毎週水曜日に診察をしていただいて
います)を講師にお迎えし、
『高脂血症(脂質異常症)の最新治療』
をテーマにお話しいただきます。
脂質異常症(高脂血症)では、
多くの患者さまが無症状です。
そのため、脂質異常症とわかるのは
健診などで受ける検査を通して、となります。
日本人では心臓脳血管疾患で亡くなる方が多く、
その原因で最も重要なものの1つが脂質異常症です。
治療にあたっては、食生活等の生活習慣改善の
ポイントがいくつかあります。
また、コレステロール値がなかなか下がらない
方に対しては、強力に下げる新しい薬も使える
ようになりました。
脂質異常症を正しく理解するとともに、
特に心臓の病気の予防を計りましょう。