当院では災害時に備えて、
トリアージ研修を行っています。
本年も6月と7月の2回、研修を実施しました。
災害時においては、医薬品や医療スタッフ等の
限られた医療資源を最大限に活用し、
救助可能な傷病者を確実に救わなければなりません。
可能な限り多数の傷病者の治療を行うためには、
傷病の緊急性や重症度に応じて治療の優先順位を決定し、
この優先順位に従った患者搬送や病院選定、
また治療の実施を行うことが大切です。
↑トリアージ・タッグ
トリアージとは、
傷病者を重症度・緊急度などによって分類、
治療や搬送の優先順位を決めることで、
救助・応急処置・搬送・病院での治療の際に
行います。
このトリアージ研修は、
医師・看護師のみならず検査技師や事務職員など、
職種を超えて実施しています。
講師は昨年に引き続き整形外科 新山医師がつとめ、
前半は講義、後半は2グループに分かれて
様々なケースを想定したワークを行いました。
毎年繰り返し学ぶことで
いざというときに的確に動けるようにしたい、
という思いから、
皆、真剣な表情で講義を聴き、
後半は熱いワークとなりました。