3回に渡ってお送りしてきたインド紀行ですが、
いよいよ今回で最終回となりました。

(これまでの記事はこちらから)

第1弾 -黄金寺院にて-
第2弾 -ラジャスターンへ-

ラジャスターンのブンディの後、チットールガル経由で
ヒンズー教の聖地プシュカルに行きました。

今回の旅行の移動は全て汽車で、
おかげで途中のインドの雄大な景色を十分堪能できました。

ちなみにインドの列車は現在、全てネットで予約が可能です。

チットールガルまではブンディから汽車で3時間弱、
約4時間位の観光でしたが、大満足でした。

チットールガルには城壁に囲まれた砦が残っており、
2013年に世界遺産に登録されたばかりです。

面積は2.8平方キロメートル。
東京ドーム約64個分、アジア最大の巨大な城です。

ここではオートリクシャーを1日借り切って、
城壁内を回りました。

この砦の中には幾つかの寺院や人口の貯水池があり、
その貯水池越しに見る景色は圧巻です。


※写真はクリックで拡大します

相変わらずどこでも牛はいます。

城壁の中にあるヒンドゥー寺院の彫刻です。

さて、スコールに降られながらも、
チャンデリヤという駅から汽車に乗ってアジメールへ。

チャンデリヤ付近には、
ビルラ財閥の大きな大理石工場がありました。

アジメールまで2時間半汽車に乗り、
プシュカルはアジメールからさらにバスで
1時間ほどで到着します。

プシュカルはヒンズー教の聖地で、
イスラム教徒の多いアジメールとは全く違う雰囲気でした。

プシュカルには小さな湖があり、
その湖の周囲には寺院が所狭しと密集しています。

この町の景色は夕暮れ時がとってもロマンチックなのです。

この町から見える聖なる山に少しずつ灯りが灯っていく光景は、
なんとも表現しえない神秘を感じますが、
写真や動画ではなかなか伝えられらないのが残念です。

こういう小さい祠のようなものが、
あちらこちらにたくさんあります。

お寺では裸足になって歩かねばならず、
牛の糞を踏まないように気を付けないとたいへんです。

最後の日はラジャスターンの入口、ジャイプールです。
町中がピンク色のピンクシティとしても有名です。

ここも城めぐりが中心ですが、
シティパレス近くにある、当時の王様が作った
ジャンタルマンタルという天文台が圧巻でした。

ここは2010年に世界遺産に指定されました。

これが今から270年も前に作られたとは驚きです。
日本はまだチョンマゲの時代です。
とても好奇心、探究心の強い頭の良い王様だったのかなと思いました。

インドにお出掛けの際には是非お立ち寄り下さい。

さて、3回にわたりインド紀行をお伝えしました。
如何でしたでしょうか。

インドは人間のありのままの姿を、
あけっぴろげに見せつけてくれます。

そういうインドには耐えられないと思う人もいることは確かです。

「世の中には、インドに行く人と行かない(行けない)人の
2種類の人種が存在する」と、ある有名な作家さんが言ったそうです。

さて、あなたはどちらでしょうか。

これまでご覧いただきありがとうございました。