大國魂神社へお詣りしました。

7月20日は、大國魂神社のすもも祭りでした。
私が子供の頃は、もも市と呼んでいました。

この日だけ、境内で「からす団扇」が売られます。

縁起によれば…

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神代の昔、御歳神様が虫害や、災難を除く方法をいろいろ
教えられたうちに「からす扇を以って、扇げ」と教えられた
故事に基づいて、当神社は、からす団扇と扇子を奉製して
毎年七月二十日に、これを頒布いたして居ります。

    東京都府中市 武蔵総社 大國魂神社

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そんなわけで、多摩地方地元民の多くの家の玄関には、
このからす団扇があります。

ところで、すもも屋さんは大体8時頃から出るのですが、
2軒位はいつも開門前から準備しているので、
その内の1軒に寄りました。

お店によって違う種類のももを置いていて、楽しいんです。

もも市の方は7月20日以降も開いているみたいです。
もも屋さんと色々話をし、写真も撮らせて貰いました。

喋っていたら、つい地元の言葉遣いになっていた
多摩人の私でした。

お店の前でももを眺めていたら名前を呼ばれ、
振り向くと、買ったばかりのからす団扇を手に、
坊やを乗せた自転車をひく某看護師さんが
ご主人とともに立っていました。

そんなこんなで、買ったすももはこの2種類です。

「すもも祭り」なので、本来はすももを買うところですが、
敢えて昔ながらのすももではないものにしました。

手前の、緑の皮で中が赤い「ソルダム」は、
通称「スイカもも」。
これは子供の頃、実家に木があったので懐かしく、
見かけるといつも買ってしまいます。

皮が透けて中の赤が見えるようになって、
少しぷよぷよ感が出てきたら、食べ頃です。
でもそのままもう一日置くと…もうダメ。
デロデロになって不味くなります。

奥の大きいのは、本日もも屋さんの一押し、
「貴陽」です。

すももでありながら、この大きさ。
これも赤みを増してやや軟らかくなったころが
食べ頃です。

明日の仕上がり(?)を楽しみに、
ももを前かごに入れ、からす団扇を持って
自転車で帰りました。

<追伸>
もものうんちく:

ももには、すもも(李)ともも(桃)があります。

大國魂神社のは「すもも」祭りですが、
ももを売るお店も出ています。

そこで、早口言葉:
「すもももももももものうち」→「李も、桃も、ももの内」

おそまつm(__)m