今回は、当院の職員が行なった、 
「ボランティア」についての話です。
 
 
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先月末、3年半ほど伸ばしていた髪を切りました。
 
 
数年前、「看護学校で髪を寄付」という新聞記事を見て
自分でも遅まきながら
挑戦してみることに。
 
 
 
世の中には白血病・抗がん剤治療・事故・・・他にも
さまざまな理由で髪を失う方が多くおられます。
 
専用のかつらもありますが、費用がかなりかかり、
ただでさえ治療にお金がかかる方々にとっては
なかなか購入は厳しいのが現実です。
 
また特に子供用のヘアピースが不足しているそうです。
 
 
 

このような方を対象に、オーダーメイドのかつらを
無償で提供している団体があり、
今回切った髪はそちらに寄付させて頂きました。
 
 
 
ちなみに髪を伸ばしている間、パーマ・カラーは原則禁止。
縮毛矯正パーマもだめですが、まっすぐな髪でなくても
自然な状態ならOKなんだそうです。

 

 
 
また私のような白髪混じりでも大丈夫だそうですが、
もっと早く知っていれば、と思っています。
(若い頃はもてあますほどの量と、太さと艶を持った髪だったのに・・・)
 

 

 
ちなみに長さが最低でも32㎝位必要で、
初めのうちは遅々として伸びない髪に、
何度も「やめてしまおうか」と迷いました。
 
 
 
そんな時期も何とか乗り越え、この度めでたく(?)
寄付できる長さに到達!
 
美容院で指定通りの切り方をしてもらい、
無事送付できました。
 
 
 
 
そうそう、大事なことを。
集めた毛髪をかつらにするには、一人分で約10万円の
費用がかかり、そちらの寄付も募っているそうです。
 
髪を寄付しただけでは、終わらないのですね。
 
それと、寄付された髪が必ずしもかつらになるとは限らず、
別な使われ方をする場合もあることをご承知下さい、
とのことでした。
 
  
 
3年だけ我慢して、まっすぐな髪を伸ばしてみませんか?
 

 

※文中の看護学校は、学生を対象の取り組みだったため、
 そちらで教えて頂いたNPO法人にお願いしました。
  
 ご興味のある方は、そちらのホームページをご覧下さい。

    Japan Hair Donation & Charity

                通称 ジャーダック JHADC
 
 

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・・・ということです。
 
 
 
古来女性はとても髪を大事にしますが、
一方でこんな形でも役に立つものなんですね。
 
(ちなみに長さ等の条件さえクリアできれば、年齢・性別は問わないそうです
 
 
3年半もかけて行われたボランティア、
感服しました。