「災害医療」について学びました
公開日 2012/10/29
ここのところ勉強会が続いています・・・
今回もそのご報告です。
先日はNPO法人災害支援看護機構の山崎 達枝先生をお招きし、
「災害医療・看護について」という内容で講演をして頂きました。
テーマは、
東日本大震災の教訓
今、私たちは何をすべきか
です。
![講義の様子2](/wp-content/uploads/2012/10/3e16c095ba1650b5f9b90960920d6dc8.gif)
(講義の様子)
「災害医療」とは、
その地域内の医療施設だけでは対応できないほどの
多数の傷病者が発生するような状況で、
限られた時間・人・物の中で
最大限の効果が得られる医療を提供すること
と定義されています。
いざという時、適切な医療を提供するためには、
それぞれの職員が自分の役割を認識し、
冷静に対処しなくてはなりません。
また、“その時”に誰でも同じ行動ができるよう、
「災害対策マニュアル」や「アクションカード」等のツールを
準備し、教育と訓練を継続して行うことも必要です。
先日ご紹介した「トリアージ」もその一つです。
一方、災害で被害を受けるのは身体だけではありません。
こころも被災します。
災害直後の混乱の中では、
被災された方はもちろん救援や支援に当たる人にも、
予想以上の肉体的・精神的な負担がかかります。
また厳しい状況が続くことで、その負担がストレスとなり、
徐々に蓄積されて行きます。
これは医療者も例外ではありません。
そんな中でも、心配や労いといった温かい声掛けや、
被災体験を語り合う時間が安心感をもたらし、
さらにそこからの成長にもつながるそうです。
お互いに支えたり、支えられたりしながら、
心の傷から回復し、また成長していくことに、
人間の持つ強さを見ました。
ビアパーティーを開催しました
公開日 2012/10/26
しばらく堅い話が続いたので、
久々にゆる~い話題も。
当法人は調布の本院の他、
聖蹟桜ヶ丘と喜多見に人工透析のクリニックを持っており、
年に何回か職員の交流の機会を設けています。
そんな流れで先日、
今年2回目となる「ビアパーティー」を開催しました。
![P1020828](/wp-content/uploads/2012/10/P1020828-300x225.jpg)
前回(7月)はつまみやビールが足りなくなったりしましたが、
今回は盛りだくさんにしたので満足してもらえたようです。
普段ゆっくり話す機会があまりないのですが、
仕事を離れた趣味や家族の話なども出て、
よい交流の場となりました。
![P1020836](/wp-content/uploads/2012/10/P1020836-300x225.jpg)
ちなみに職員食堂は病院の最上階にあります。
当日は調布市花火大会の日で、
屋上で花火見物もしつつ、
予定時間も大幅に超えて盛り上がりました。
![P1020833](/wp-content/uploads/2012/10/P1020833-300x225.jpg)
(いわゆる「無礼講」状態だったようです・・・)
企画や準備、また当日の運営に当たった委員会メンバーの皆さん、
本当にお疲れ様でした。
次は忘年会ですね!またよろしくお願いします!
![P1020827](/wp-content/uploads/2012/10/P1020827-300x225.jpg)
感謝状を頂きました!
公開日 2012/10/23
去る9月7日(金)、当法人の理事長と事務長が
つつじが丘にある調布消防署に伺いました。
9月9日は「救急の日」ということで、
「日頃の協力についての感謝」ということで、感謝状を頂きました!
![感謝状](/wp-content/uploads/2012/10/799c62aa8bea88af3b0a4f28ddb3d85f-300x181.gif)
![贈呈式](/wp-content/uploads/2012/10/ae4c9b6795184f2f931bf6c6f193157b-300x211.gif)
当院が今こうしてあるのは、地域の皆さまや近隣の先生方のおかげです。
これからも引き続き感謝を持って、地域の皆様のために
力を尽くしたいと強く思いました。
バナーを変えてみました
公開日 2012/10/18
「東山だより」をはじめて、
早いものでもうすぐ2か月になります。
作成に当たり、最初はプロの方に
お願いしましたが、
現在、記事を書いたり写真の撮影、
またパソコンでの更新作業などは、
全て職員が手分けして行っています。
(もちろんみんな素人です)
試行錯誤しながらようやく慣れてきたところですが、
今回少し雰囲気を変えてみようと思い、
ホームページの「東山だより」へのボタン
(「バナー」といいます)を、
秋らしいものに変えてみました。
![471x69_aki](/wp-content/uploads/2012/10/471x69_aki.jpg)
地味な変化ですが・・・
皆様お気づきでしたでしょうか?
今後も季節に応じて変えて行きますのでお楽しみに。
「第83回とうざん生活習慣病教室」を開催致します
公開日 2012/10/17
83回目の「とうざん生活習慣病教室」を、
10月27日(土)、14時から開催致します。
詳細はこちら (←クリックで案内が開きます)
「とうざん生活習慣病教室」(旧:成人病教室)は、
現名誉院長の吉田尚義医師が院長をしていた時に始まりました。
以来20年以上に渡って毎年開催しており、
毎回多くの方にご参加頂いています。
医師や看護師・薬剤師・栄養士等が講師となり、
それぞれの専門分野から、毎回様々なテーマで
お話しさせて頂いています。
地域の皆様の「学びの場」としてご利用頂いていることを、
大変嬉しく思っております。
さて、今回のテーマは「脳ドック」。
当院のドック健診センター長、貝瀬 瑠璃子医師が
講師を務めさせて頂きます。
当院では昨年の新築移転を機に、
MRI(磁気共鳴画像装置)を導入致しました。
MRI検査により、今まで分からなかった脳の病変が、
簡単に見つけられるようになりました。
![頭部の断面画像](/wp-content/uploads/2012/10/246a6cf2cad772b839230f4efbaac84e-244x300.gif)
(頭部の断面画像)
![頚部の血管画像](/wp-content/uploads/2012/10/08dd5ed62124e1f594aa5c700ecfd3d41.gif)
![MRI](/wp-content/uploads/2012/10/54ae6679a106a5e2fc6922009fc6530f.gif)
(頚部の血管画像)
画像提供:東芝メディカルシステムズ株式会社様
この教室では、皆様にMRIを使った検査について、
分かりやすくご説明致します。
参加は無料、事前の予約は不要です。
皆様お誘いあわせのうえ、どうぞお気軽にお越し下さい。
日時:10月27日(土) 14時~15時30分
場所:調布東山病院 7階 会議室
お問合せ:調布東山病院 総務課 042-481-5513
コードブルー訓練を行いました
公開日 2012/10/15
病院では様々な状況を想定し、
各種の訓練を行なっています。
その一つが「コードブルー」訓練です。
「コードブルー」とは、
院内で心肺停止状態となられた方が出るなど、
医療に関する緊急事態が発生したことを
スタッフに知らせる言葉です。
以前ドラマのタイトルにもなりましたので、
ご存知の方も多いと思います。
(注:病院によって呼び方は異なります)
院内放送で「コードブルー」が発令されると、
スタッフは現場に急行し、
迅速に対応を行なう必要があります。
そのため、場所や状況設定を変えて
定期的に訓練を行なっています。
先日もこの訓練を行ないました。
今回は、
「管理部門のフロアにある応接コーナーで、
倒れている人を事務職員が発見」
という設定で行ないました。
発見者役は発見から通報、
訓練用の人形を使って、心臓マッサージも
実際に行ないます。
![1004コードブルー訓練2](/wp-content/uploads/2012/10/704881bdbb7a16735f947bbd7e6f304d-300x225.jpg)
当然ですが、病院には常に医師・看護師がおり、
もし事務職員が発見した場合でも、基本的には
医師等が到着するまでの対応となりますが、
それまでに何をするべきかは学んでおく必要があります。
反省点もいろいろありましたが、
いざという時に適切な行動が取れるよう、
今回の経験を生かしたいと思います。
ちなみに訓練開始の際には、
「コードブルー訓練」という放送が流れます。
来院時に耳にされると少し驚かれるかもしれませんが、
皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
トリアージ勉強会を行いました
公開日 2012/10/11
先日、武蔵野赤十字病院 救急救命センターの
勝見 敦先生にお越し頂き、
「トリアージ」に関する勉強会を行いました。
トリアージとは、災害発生時など
多数の傷病者が発生した場合に、
その重症度と緊急度に応じて、
適切に搬送・治療を行なうことです。
![トリアージ講習会](/wp-content/uploads/2012/10/4e2720e16186035e380e94af95f25ff4-300x225.gif)
(「START式トリアージ」についての講義)
![トリアージ講習会2](/wp-content/uploads/2012/10/bc0f0212cf2ef16086f16ce7fb1e2d94-300x226.gif)
(カードと想定問題を使ったトリアージ訓練)
![トリアージ講習会3](/wp-content/uploads/2012/10/877abcba887d71245b8c288e5d9edfc2-300x225.gif)
(実践訓練)
![トリアージタッグ](/wp-content/uploads/2012/10/c1b4f70633706fac3eb5569a598f14ed-300x297.gif)
(これが「トリアージタッグ」です)
昨年の大震災を経験し、今後の災害に備える必要性が
あらためて指摘されています。
大きな災害が起きたとき、ひとりでも多くの方の命を救うため、
私達医療従事者も日々勉強したり、訓練を積む必要があります。
頭と身体で覚えていれば、いざその時が来たとき、
より冷静且つ迅速に動くことができると考えています。
これからも、何度も繰り返して勉強会や訓練をしていく予定です。
【リハビリ室】こんにちは、リハビリ室です!
公開日 2012/10/09
当院3階のリハビリ室には、
入院中の患者さんたちが開放的な気分で歩ける
ウッドデッキがあります。
![ウッドデッキ](/wp-content/uploads/2012/08/4c758bad028dbb1656e3cac8b6e71e37-300x199.jpg)
記念すべきリハビリ室の第1号ブログは、
ウッドデッキからの風景をお届けします。
新病院とともにリハビリ室が開設して、
早いもので8ヶ月が経ちました。
私たちは毎日こんな風景を見ながら、
患者さんと一緒に歩いています。
![調布飛行場発の飛行機](/wp-content/uploads/2012/08/f0379192094bca2086208ffd2e78fa6e1-214x300.jpg)
調布飛行場発の飛行機(真ん中にいます)。
外の空気を感じることは離床への第一歩。
入院してからベッドから出られなかった
患者さんのリハビリが始まって、
最初に出る外界がこのウッドデッキです。
蝉の声、飛行機の音、そよ風…。
元気な時には忘れがちな何かを思い出させてくれる場所、
といったら大げさでしょうか。
「やっぱり外は気持ちいい」と
患者さんの顔が明るくなる瞬間が
私たちは大好きです。
![京王線と夏の雲](/wp-content/uploads/2012/09/07b937983008f37e247dd1b3d961d4f2-224x300.jpg)
京王相模原線と夏の雲。
8月19日の京王線地下化に伴い、
蝉の声とともに聞こえていた踏切や電車の音がなくなり、
少し淋しい今日この頃。
これから調布駅周辺も、
再開発され変わっていくのでしょうね。
調布東山病院リハビリ室も、
調布の街とともに成長していきますよ!
どうぞよろしくお願いします。
リハビリ室スタッフ一同