治療内容
保存期・療法選択外来
腎臓そのものの機能低下や、糖尿病・高血圧・脂質異常など、種々の原因からくる慢性腎臓病(CKD)に対して、腎臓内科専門医が担当し、他科及び看護師・栄養士・薬剤師等のスタッフと共に、保存期治療や治療の選択を支援しています。
「慢性腎臓病 保存期」というのは、食事・服薬・生活習慣を見直すことで病気の進行を遅らせることができる大切な時期のことです。
また、慢性腎臓病が進行して末期腎不全となった場合、腎臓の働きを補う治療として、血液透析・腹膜透析・腎移植のいずれかが必要となります。その治療を選択することを「療法選択」といいます。その際には、患者さまやご家族の思いを受け止め、それぞれの治療の特徴や生活スタイルの変化についてお話しし、「自分に合った治療法」を選択できるようサポートいたします。
外来透析
血液透析(処方透析含む)・血液透析濾過を行っています。シャントトラブル時にはシャントエコー・PTA(経皮的血管拡張術)に対応しています。また関連施設への紹介も行っています。
入院透析
維持透析を行う中で起こる様々な合併症により、入院治療が必要な急性疾患を発症された方を対象に、当院で診療が可能な患者さまの入院透析を行っています。
また血液透析のほか、LDL吸着・白血球除去・エンドトキシン吸着・腹水濾過濃縮再静注などの急性血液浄化療法にも対応しています。
腹膜透析療法
腹膜透析療法は、カテーテルをお腹に入れて、腹膜を使って透析をする方法です。患者さまご自身がご自宅で手技を行います。週3回の通院が不要となりますので、時間的な拘束が減り、ゆとりができるメリットがあります。当院の場合、若くて仕事を持つ方だけではなく、ご高齢の方も積極的に腹膜透析を進めていきたいと考えています。
検査項目
採血 | ○ |
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レントゲン | ○ |
心電図 | ○ |
便潜血反応検査 | ○ |
エコー(心臓・腹部・脈波[ABI]・シャント) | ○ |
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CT・MRI | ○ |
内視鏡 | ○ |
医師の指示のもと、適宜検査を行っております。