2021.11.20 公開
2025.3.24 更新
病院や薬局では、処方するお薬を安全に飲んでいただくため、他の病院で処方されたり、調剤されたお薬の確認を行っています。いずれの病院・薬局にかかる場合でも、保険証・診察券・お薬手帳をセットにしてお出しください。
お薬手帳を複数お持ちの方
お薬手帳を複数お持ちの場合は、1冊にまとめていただくと漏れなく正確に伝えることができます。一度、全てのお薬手帳を最寄りの薬局にお持ちのうえ、薬剤師にご相談ください。
お薬手帳とは……
あなたの服用しているお薬の名前、飲む量や回数などを記録する手帳です。1冊持つことで、日本全国どこの病院でも薬局でも使うことができます。
なぜお薬手帳は必要なの?
- 適切に記載されたお薬手帳を持つことで、同じ種類の薬が複数の医療機関で投与されることや、薬同士の飲み合わせによるトラブルを防ぐことができます。
- 薬によるアレルギーや副作用の経歴だけでなく、薬を処方する際に注意が必要な過去の病気も、受診する医療機関に正しく伝えることができます。
- 災害時や、旅行に出かけた先での急病時などでも、お薬手帳を持っていれば、今までどのような治療を受けていたのか、いつも何のお薬を服用されているのかが分かり、緊急時に受診する医療機関が速やかに適切な処置をとることができます。
電子版お薬手帳も続々登場しています
電子版お薬手帳とは、紙で記録していたお薬手帳をスマートフォンアプリで管理できるようにしたものです。
アプリによって機能は異なりますが、たとえば
- 飲み忘れ防止にアラーム(通知)を設定できる
- 薬の記録にも、血圧や血糖値など自身の健康情報を記録・管理できる
- 市販薬を登録できる
- マイナポータルと連携すると、電子処方箋に対応した医療機関・調剤薬局で処方・調剤を受けた薬の情報を管理できる
- スマートフォンに入っているので忘れにくい
など、アプリならではの機能やメリットがあります。
最後に
お薬手帳は、
・「知る」お薬の効果的な飲み方、作用・副作用を知ることができます。
・「防ぐ」危険な飲み合わせや同じ薬を重ねて飲むことを防ぎます。
・「伝える」緊急時や入院時にもお薬のアレルギー・病歴を伝えられます。
ぜひご自身にあったお薬手帳を見つけてください。