10月2日の日曜日、
夏の戻りを思わせる強い日差しが降り注ぐ中で
「第3回災害訓練」を実施しました。
今回も昨年に引き続き、調布市役所・医師会・
歯科医師会・薬剤師会・東京都柔道接骨師会と
合同で、今年はより実践に近い形で行いました。
北多摩南部医療圏地域災害医療コーディネーターの
森川先生にも、昨年同様ご協力いただきました。
他に昨年もご参加いただいた調布南高等学校の
生徒の皆さん、いっしょうふれあいネットワークの
方々、また今年からご参加の調布市防火女性の会の
皆さんや一般のボランティアの方も含め、全部で
80名以上の方々にご協力いただきました。
ありがとうございました。
今回は
「月曜日の午前8時45分、震度6強の地震発生」
という想定で行いました。
地震発生の放送を合図に、院内では患者様の状況や
職員の出勤状況、施設・設備や周辺の被害状況を確認。
通常の外来は中止し、直ちに被災者の受け入れ準備に入ります。
そして、以前にご紹介したMCA無線を使って
調布市の災害対策本部へ状況報告をします。
全ての準備が完了したところで、当院は被災者の
方々を受け入れる「災害医療体制」に移ります。
次々に来られる被災者の方々にトリアージを行い、
診察や処置を行い、その内容を記録します。
調布市の災害対策本部に足りなくなった物資の
調達依頼をしたり、患者さまの搬送連絡などの
実際に起こりうる場面を想定しながら、
様々な訓練をしました。
訓練終了後には、直ちに反省会を開きました。
参加者から活発に意見が出され、
地域災害医療コーディネーターの森川先生からは
貴重なアドバイスもいただきました。
いざというときにスムーズに動けるよう、
今後も訓練の精度を改善していきます。
調布東山病院は、災害時に
調布市の災害拠点連携病院として
災害医療を担うことになっています。
大規模災害時の地域医療を守るため
当院ではこれからも訓練を重ね、備えてまいります。
ご参加・ご協力いただきました皆さま、
誠にありがとうございました。