あけましておめでとうございます。
今年も、調布東山病院リハビリ室は元気に頑張ります!
よろしくお願いいたします。
1月1日、病棟の窓から見えた富士山です。
入院患者さんのリハビリは日曜日だけお休み。
お正月もやることにしています。
世間はお休みなのにリハビリを頑張ってるわけですから、
何かお正月らしいことをしよう!というわけで、
スタッフが「福笑い」を買ってきました。
右片麻痺のある患者さんに、顔のパーツをハサミで
切り取ってもらいました。
ハサミを使うのは、手指の巧緻性を必要とする
かなり高度なリハビリです。
手ブレを防ぐために椅子の肘掛に腕を置くなど、
患者さんに合わせた細かいセッティングを
作業療法士が行ないます。
さて、目隠しをしてこれらのパーツを
台紙の上に並べてもらいましょう。
こちらはなんと、100歳の女性の作品。
ときどき薄目をあけていたけれど、
いちおう目をつぶって作りました(笑)。
車椅子の方の場合、いつも背もたれによりかかっていると
体幹の筋力(腹筋・背筋)が弱ってきます。
背もたれから背を離し、身を乗り出して行なう作業が
体幹筋を鍛えることにつながります。
誰でも、興味のあることには自然と身を乗り出しますよね。
私たちはそんなリハビリ内容を日々探しています。
お家でお正月を迎えることのできなかった患者さんに、
少しでもお正月気分を味わっていただけたらという
試みでしたが、スタッフにとっても大いに笑った
楽しい元旦リハビリとなりました。
ちょうど1年前。
「入院中ずっと寝ていたので、病気が治っても
足腰が弱って家に帰れない」という患者さんを減らすために、
調布東山病院リハビリ室は生まれました。
これからも、患者さんが少しでも長く
住み慣れた場所で暮らせるようサポートしていくつもりです。