とうざん生活習慣病教室の前身である
成人病教室が開始されたのは、
1988年(昭和63年)4月。
現名誉院長の吉田医師が着任して
数ヵ月後のことです。
「慢性疾患の患者教育は
診察室で一人ひとりに行うより、
集団で行ったほうがよいのでは」
ということで始めました。
▲当時の成人病教室の様子
スタートから2年ほどの間は
糖尿病教育の勉強会として開催していました。
その後、他の生活習慣病も取り上げて欲しい、
というご要望が多く寄せられたことを受けて、
現在のような形になっています。
これまで取り上げたテーマは、
高血圧、高脂血症、心臓疾患、脳血管障害などの
糖尿病関連疾患の他、消化器系やがん、睡眠など
多岐にわたります。
話題の病や薬など、アップトゥデートな内容も
随時取り入れる意欲的な編成を心がけております。
現在は地域の皆さまの健康教育の場として
好評をいただいています。
そして90回目となりました今回、5月14日(土)。
東京大学医学部附属病院 消化器内科
中塚拓馬先生を講師としてお迎えし、
「脂肪肝から肝がんへ~本当はコワイ脂肪肝~」
というテーマでお話いただきました。
▲中塚拓馬先生
(当院では毎週土曜に診察していただいています)
統計によりますと、
飲酒量は減ってきていますが、
脂肪肝や肝臓がんになる方は増えてきているそうです。
アルコールを飲まない方でも
脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝臓がんへと
病状が進行していくことがあります。
脂肪肝とはそういった怖い状態であることも知って頂き、
多くの質問が出された活発な会となりました。
次回は、10月15日(土)14時、
院長の須永医師より「貧血」について
お話させていただきます。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
▲調布東山病院 院長 須永眞司医師