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緩和ケア

地域で生きる・地域で看取る

アドバンス・ケア・プランニング

~ご本人が望む「最期」を迎えるために~

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)をご存じですか? ACPとは、前もって意思表示できる段階から、今後どのようなケアや治療を受けていきたいかを、ご本人ご家族と医療チームが話し合って記録に残しておくものです。法的な拘束力はなく、気持ちや病状の変化に応じて何度でも話し合い見直すものです。

厚生労働省が行った平成26年度の人生の最終段階における医療に関する意識調査では、「ご自分の死が近い場合に、受けたい医療や受けたくない医療について、ご家族とどのくらい話し合ったことがありますか?」という問いに、「全く話し合ったことがない」という人が56%おられました。
医学がどんなに進歩しても、“死”は誰にでも例外なく訪れます。ご自身が望む最期を迎えるために、ご自分の中で、ご家族同士で、そして地域の方々や医療・介護関係者と一緒に考え、語ることから始めてみませんか?

調布東山病院の緩和ケア

理念

地域住民の皆様が、住み慣れた街で、親しい人々に囲まれて、最期まで自分らしく暮らし、安心して最期の時を迎えられるための地域緩和医療の実現と、それを伴に実行するための地域のよき一員でいる。

具体的に

当院は急性期の一般病院であり、国の基準で定められた緩和ケア病棟はありません。通院できる場合は外来で、症状緩和のために入院が必要な場合は入院で、症状が安定し在宅療養を希望される方、最期をご自宅で迎えたい方には訪問診療を行っています。
ご家族にとって、在宅での介護は身体的にも精神的にも大変なことです。しかし、自宅で家族を見送られた方々は、大切な時を過ごし、そこから多くのことを学び、家族の死を乗り越えその後も胸をはって生きておられるように感じられます。
地域での看取りを通して皆さまとともに命の大切さ、生き方を学んでまいりたいと思います。

活動内容

「緩和会」

医師・看護師・栄養士・ソーシャルワーカー・リハビリテーションスタッフ・事務職員など、多職種での勉強会を行っています。
2015年度は「余命一年のがんをお持ちの方が、人工呼吸器を必要とするほどの重症肺炎になられた時、ご本人・ご家族にとって最善利益となる医療とは何か」を考えました。

  1. その方は人生のどのステージにおられるのか?
  2. 人工呼吸器を必要とする重症肺炎の救命率はどの位なのか?
  3. 人工呼吸器管理をすることで、ADL(日常生活動作)はどの程度低下するのか?
  4. 医療費はどの位かかるのか?
  5. 人工呼吸器管理をすることのイメージをご家族は持てるのか?
  6. 一度つけた人工呼吸器は外せるのか?
  7. ご本人は何を望んでおられるのか? 延命、救命、緩和、生活の質の維持なのか?
  8. 心肺蘇生をしないことを希望されている方に、どこまでの医療を提供するのか?
  9. そもそも緩和医療とは何なのか?

参加者から出た疑問を一つひとつ掘り下げて議論し、そのうえで、ご本人・ご家族にとって最善となる医療とは何かをもう一度考えました。そして、最後に自分自身が医療者ではなく、患者本人や家族の立場になってロールプレイを行い、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を行いました。
得られた答えに正解はありません。患者さまやご家族の気持ちに寄り添い、一緒に考え抜くプロセスそのものが大切であることを学びました。

スタッフの思い

緩和ケア(Palliative care)とは、ラテン語の“パリウム(Pallium)”に由来し、“暖かく人を包み込むマント”という意味があります。病気になって身も心も弱っている人を大切に包むように世話をし、病んで傷ついた体や孤独な心をおおうケアのことを意味しています。そんな思いを胸に皆さまとともにありたいと思っています。